レコードの洗浄は、超音波洗浄とIPA洗浄のどちらかを実施、実際に効果を感じている。

ある時、ふとこんなことを考えた。洗浄液をアルカリ性にしたらどうだろうか?アルカリ洗浄にすると、ゴミのゼータ電位がマイナスになって、盤面と反発してパーティクルが取れやすくなるのでは?
実際、半導体製造ではRCA洗浄といって、SC-1がアルカリ洗浄で目的はパーティクルの除去になっている。
アルカリといっても思いつかなかったのだが、100均でこれを発見。
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アルカリ電解水?らしい。水を電気分解したところでアルカリ性ななるはずがなく、おそらくアルカリ金属系の化合物を少々まぜているのだろう。となると、添加された化合物の析出が心配になるのだが、念のため洗浄をしてみることに。

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まずはヒタヒタになるくらいに電解水を落とす。
ウエスで拭き取り、水でさらに洗浄。ウエスは汚れで薄く汚れる。盤面はとてもキレイ。

で、試聴。

・・・ プチノイズが結構あるな。

何枚か試して見る。同じ傾向だ。もともとレコードにあったプチノイズなのか、電解水の成分が析出したのかも。

これを超音波洗浄。
あまり変わらない。少し減った程度かな。

最後に自作のIPA洗浄液。これをたっぷりかけてウエスでふき取る。

☆プチノイズ激減。これは効果あり。

今回試験したレコードを再度洗浄。どれも満足いく結果に。
自作の洗浄液の効果がわかり、大満足な結果。

在庫がなくなってきたので、追加で製作しないと。