ステレオ時代1

ステレオ時代。こんな雑誌があったとは。40代から50代前半の人には懐かしい記事が盛りだくさん。しかも、中身の濃さも良い。
書店にあったVol.4,Vol5を早速購入。
ステレオ時代3
Vol.4はウォークマン、ヤマハのGTシリーズなどが載っている。特にテクニクスのSL−1200の記事は、当時オーディオを始めた自分がパイオニアのプレーヤーにするか、テクニクスのプレーヤーにするか迷った頃を思い出させた。今はDJ用のようなイメージのある同プレーヤーだが、ちゃんとしたオーディオ用プレーヤーで、 当時流行だった木目でなかったことが自分の選択肢から外れたポイントとなった。
でもよく考えると防振対策はバッチリで購入後はポンを置くだけ、アームは名高いEPA−100をベースとしており、本当はケチをつけるところがないのだ。確かにあたらめて今所有しているSL−1200MK5を聞くと素晴らしいものがある。海外の放送局に採用されたわけがわかる。
ステレオ時代2
 Vol.5はコンパクトディスクの記事が中心。様々のメーカーが工夫を凝らしたプレーヤーを発売していたが、その開発技術者のコメントが記事になっている。写真はTEACのVRDSだ。もうCD時代の資料と言ってもいい。このような本を編集した編集部に脱帽。ブランドストーリーのコーラルにも思わず懐かしさがこみ上げる。当時、自作小学生だった自分が、フォステクスやパイオニア、コーラルのカタログをいつも眺めてスピーカーの構想を温めていたことを思い出した。長岡鉄男にもハガキを出し、先生からハンコが押された丁寧な返事をもらったことも思い出される。 50歳を目の前にして、人生も折り返し地点をとうに過ぎてしまった自分にノスタルジーを感じさせてくれる内容満載だった。

半年に1冊程度の発行のようだ。これからも買い続けて、晩年に思い出を紐解くアルバムの一つにしたい。