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富山でレコードの販売(いまはCD)をしていたフクロヤがとうとう閉店してしまった。フクロヤは幼稚園くらいのときから、母とレコードを買いに行った店だ。中学、高校になると毎月お小遣いをもらうと洋楽のレコードを1枚購入していた。ビートルズのアルバムはこのころに購入したものである。高校くらいになったころには、輸入盤が売られるようになった。片隅に少量の入荷しかなかったが、国内盤よりも安く、音もよかったので輸入盤を買うことも増えた。たまにそりのひどいレコードもあったが、独特の香りがする輸入盤にワクワクさせられらものだ。
大学になると、中心街のフクロヤではなく、郊外の店で買うようになった。1Fは通常のCDだが、2Fはジャス、クラッシックなど音楽を好きな人向けのラインナップが充実していた。ここにも片隅にレコードが置いてあり、おもにOJCの再発盤が置いてあった。だいたい2枚くらいのペースで購入していたが、1ヶ月くらいで補充がされているようでなかなかいくのが楽しい場所だった。

現在は新譜ではなく、中古盤をメインに購入しているので、この5年ほどは行かなくなってしまった。2000年以降くらいからはどうも気に入った新譜が発表されず、70〜80年代の曲しか聴かなくなったこともあり、手に入りづらいCDなどは輸入かアマゾンで買うようになっていた。 

いまの若い人たちは音楽を聴くのだろうけど、それを手にいれるまでのお店でのワクワク感を味わうことがあるのだろうか。Youtubeから曲をダウンロードしてそれで満足しているのか。
子供時代は今より不便ではあったものの、楽しみがいっぱいあった。その一つであったレコード店がなくなったことは寂しいかぎりである。