しばらく遠のいていたレコードの購入をまた始めた。先日の横浜での中古レコード購入から、再びオークションでの購入も復活した。
先日は洋楽1枚、JAZZを3枚落札、昨日受け取ることができた。

中古レコードはきれいな場合もあるのだが、結構な確率で汚れたままのものが送られてくる。その中で多いのが、たばこのやにだ。やにがなくても、うっすらと汚れが付着していることも多く、それがプチノイズの原因だったりする。
世の中には高いレコードクリーナーがいくつか存在し、それを愛用している人も多いと思う。しかしながら多くは不明の成分の薬液であり、また完全にノイズが取り除かれるものでもない。それならは自分でそこそこのものを作ってしれを使えばいいのではないかと思うようになった。

そこで考えたのが自分専用クリーナー。クリーナーの条件としては
1.レコードに濡れ性がある
2.洗浄成分がある。
3.乾燥の際に、水が残りにくい
などが考えられる。
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これらを、満たすものとなると考えられるのは、イソプロピルアルコール(IPA)だ。車の水抜き剤にも使われるアルコールだ。また、静電気を抑制する効果もある。ただし、そのまま使うときつそうなので3倍希釈としてみた。
100均で買ってきたスプレーに薬液を入れ。レコードを回しながらスプレー、ベルベットのクリーナーや歯ブラシで溝をこすってやる。最後にベンコットでぎゅっと拭いてやると、茶色いやにが面白いように取れてくる。
ここまでで結構プチノイズが減る。傷に伴うノイズについては変わらない。また何より改善されるのが、音の鮮度だ。JAZZ系のレコードだと、クリーニング前は少し眠い音だったのが、張り出しの良い音になる。薄く乗った汚れが取れるからだろう。
 
レコードは音だけでなく、こんなめんどくさい作業も魅力の一つではないか。少しでも改善された時の喜びはなかなかのもの。

しかし、最近は中古レコードも値段が上がってきたように感じる。CDがでたころは数百円くらいで買えたこともあった。だんだん、良い品を安い価格で手に入れることは難しくなった。残念。 

追記)オーションで購入したレコードの一枚が針飛び。顕微鏡でみると溝が崩れている。(T_T)