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昨年末から試行錯誤してきたDSD再生機だが、先週RenewA12のところがおかしいことにやっと気づいた。同じようなシステムを作成している人の作例を参考に作っていたのだが、どうも間違いがあったようだ。
DAC1242は差動出力なので、後段のRenewA12は差動増幅回路にする必要がある。典型的な差動増幅だろうと思い、R11、R12、R14とC1の部分に1.8Kの抵抗を入れていたのだが音量がとても小さいという現象に悩まされた。そこでR12とC1の抵抗を750にすることで音量を稼いでいたのだが、ゲインの割には音量がいまいちだった。そして先週にDAC1242側の7.5Kの抵抗が、差動増幅側の抵抗と気づいた。確かにこの7.5Kと含めて考えると、R12、C1の抵抗によってゲインが1以下になってしまう。発振もしやすいのかもしれない。
そこで、急いで通販で抵抗を注文した。たまたまネットで見つけたソリストが一個30円とREYと変わらない値段だったので、お気楽でないアンプ用も含めて注文した。そして昨日封筒に入った抵抗が手元に届いた。
朝起きてから早速抵抗を交換した。

R12、C1:抵抗を撤去。ジャンパー
R11、R14:1.8Kソリストに交換
R9、R10:ソリストに交換
OUT:100オームソリストを挿入

交換後、ドキドキしながら電源をON。アイドリング電流を上げてみた。これまでのように3mA以上で暴走することはなくなり、すこぶる安定している。大体4mAで調整後、オフセット電圧も調整した。これも安定しており、ネットであるようなオフセットが調整できないということはなかった。
ここまで確認したところで、プリに接続し、音だし。問題なく音が飛び出してきた。音量もCDプレーヤーと遜色ないボリュームである。

まわり道をしたものの、やっとDSD再生機が完成した。 次はお気楽でないアンプの一部パーツを交換するつもりである。主要な抵抗はソリストで購入しているので、東京にでも行ったついでにNS-2Bを仕入れてくるつもり。