DSD_DAC_1

電源配線ミスで大変なことになったDSD DAC(DAC1242-5)も一応無事なことがわかり安心したところだが、NFB部分のところがよく理解できていない。とりあえず2KのRS-2Bを取り外し、利得が1になるように抵抗を交換することにした。手持ちで適当な抵抗がなかったので、進のRG1608を代用として使った。よくわからないのがLPFのコンデンサである。これをとりつけるとバイアス調整できず、アイドリング電流がどんどんドリフト、終段Trがチンチンに熱くなってしまう。当初1800pFをつけていたが、50pFまで下げても状況は変わらず。差動増幅回路としては特に必要ないものと思われ、いずれ数pF程度のフィルムコンデンサを取り付けてどうなるかを確認してみたい。

さて、これで音出しに必要な一通りの作業が終了した。緊張しながら電源ON。送り出しのRaspyFiの電源も入れた。だが、いつまで経ってもRaspyにつながらない。あれこれしているうちに、先日ルーター交換の際に、LAN環境を変更したことを思い出した。急きょ依然のルーターを押し入れから引っ張りだし、無事接続に成功。再生ボタンを押すと・・・。
一発で音が出てきた。最初は割とガサガサした音だったが、30分もすると落ち着いてきた。音の分離の良いことがすぐに確認できた。ただ、NFB抵抗をRG1608にしていたのが気になって、即RS-2Bに交換。ちょうど出力の音量が不足していたので、その対策も兼ねている。
いろいろな曲を次々とかけてみる。特徴としては・・・

・ PCMのような力強く押し出すというより自然なやわらかい感じ
・ アコースティック楽器の音色が絶妙
・ コーラスなどが混濁しない
・ ベースの音階がよくわかり、深いところまで音が聞こえる
・ PCMのスピーカーに沿って音が並ぶような感じではなく、スピーカーまわりの空間に音が浮かぶ感じ
・ ノイズが皆無
等々

である。
DSD_DAC_2

CDフォーマットの音源でマスタリングの良いものは素晴らしい。アコースティックではゴンチチのギターの音がリアル。高中正義のギターもエレキらしい音色。

しばらくは部品を最適化する必要があるが、現状でもなかなかものである。フロントパネルがないが、あと2か月程度かけて、かっこいいスイッチを探し、インジケーターなどの装飾をする予定。
やる気がでてきた。